サルバドール・ダリ

シュールレアリスト、天才画家。
「柔らかい時計」「変形した肉体」等を巧みに用いた作風で
知られるが、天才的な建築デザイナーでもあった。
ダリの特集記事を掲載していた雑誌を読んでいると
その芸術観や死生観はあまりに深淵で
私の様な俗物に計れるものではなく、驚嘆に値するものだった。
しかし、そんなダリがおそらく最も
頭を空にして製作したであろう作品が
我々庶民にも簡単に見て取れる場所にあったのだ。
それはコンビニのお菓子コーナーのチュッパ・チャップスである。
このパッケージデザインはダリが知り合いに頼まれて、
レストランで落書き程度に書いたものらしい。
チュッパ・チャップスはアメリカの製品ではなく
スペインでもともと売り出された物で、
スペイン生まれのダリの手によってパッケージングされ
現在でも売られているのだ。
やっぱりダリは凄い、
と理由なく思わせてくれるエピソードであろう。
ちなみに私はコーラ味が好きである。