異文化交流

ある世界的に著名な米国人夫妻を接待する機会に
恵まれ、必死の交流を試みた。
後で思い出すと背中から滝のように汗が出て来るほどの
稚拙な英語であった。
しかし先方もそれを斟酌し、快く応対してくださった。
彼等からすれば私などは塵の様な存在であろうが、米国人特有の
博愛精神であろうか、非常にフランクな空気で良い経験であった。
「ブッシュは好きか?」
「やっぱりイラク駐留は続行すべきか?」
等という挑戦的な質問は胸にこらえ、
観光地についてとか、食事についての会話に終始したのが
良かったのだろう。
接待の極意に一歩近づいた気がする。