いささ

s-ura2004-04-24

いささという魚を食べた。
焼いたり、刺身にしてではなく
踊り食いで食べる小魚である。
私は躊躇なく口の中で暴れさせていたが、
奥さんは上手に食べられず、
口から逃がしたりしていた。
少し怖かったらしい。
その残したいささを
一気に飲み干したつわものが家族にいた。
四歳の弟と、
最近十歩ほど歩けるようになった二歳の妹である。
その食べっぷりは野生動物のようだった。
末恐ろしい。