映画「ロレンツォのオイル」

秀作である。
先天性の脂質代謝異常により、副腎白質ジストロフィーとなった
幼い子を持つ両親とその子の執念と愛が
圧倒的な迫力で描かれている。
物語の主人公であるオドーネ夫妻は実在の人物で、
ロンドン・サンデー・タイムズに掲載された記事を見た
ジョージ・ミラー監督の熱意により映画化され、1992年公開された。
夫妻が実際に発見したエルカ酸は
現実に多くのALD患者を救っているが、公開当時はまだFDAの認可は
されていなかった。
今現在どうなっているかは不明だが、映画として素晴らしい出来で
スーザン・サランドン出演作品の中で最も好きな映画である。