映画「橋の上の娘」

ミーハーかもしれないが
やはりパトリス・ルコント監督作品は外せない。
どの作品も好きなのだが、この映画は直接的な
官能表現はないがフィルム全体が妙に艶っぽい。
特に現、ジョニー・デップ夫人である
ヴァネッサ・パラディの美しさは筆舌に尽くしがたい。
男を狂わす猫の様なアデル役に彼女は正しくはまり役。
ダニエル・オートゥイユのうらぶれた
ナイフ投げ芸人役もいい味出している。
渋い中年がボロボロになっている姿は女でなくても
惚れてしまいそうである。
この映画はストーリーを楽しむ物ではなく
いかに雰囲気に浸れるかで評価が分かれるだろう。
間違っても、コギャルと一緒に観てはいけない。