レーガン死去

s-ura2004-06-07

米国が冷戦の恩恵を被って、
最も隆盛を極めていた時代の大統領
ロナルド・レーガンが死んだ。
SDI構想を掲げ軍事増強を謳いあげた後、
INF条約に調印することで
東西冷戦を終焉させた稀代の
マッチポンプ政治家という印象が私にはある。
「ロン」「ヤス」として一世を風靡した
中曽根元総理との関係もソープオペラ風で、
(共演俳優は役不足だが)
全てがハリウッド的な大統領であった。
“テフロンプレジデント”の名が示すとおり
常にマスコミを意識した政治活動は
まさしく現代政治のパイオニアでもあった。
晩年アルツハイマーに罹患していたが
またこれも何か映画的な幕切れである気がする。
やはり政治家はパブリックイメージが
最重要であり、容姿端麗な政治家は人気が高い。
ケネディ元大統領、ブレア首相然りである。
シュワルツェネッガーはどうなんだろうか。