作家受難

書こうと思うことが無く、
怠惰な日々を過していたのだが
書かずにはおれない事があった。
中島らも死去のニュースである。
ラリパッパのアル中作家ではあったが
間違いなく私の人格形成期に多大な影響を
及ぼした、私にとって偉大な人物であったことは
間違いない。
わかぎえふとの名コンビも好きだったし
軽妙なコラムに潜む
ドロドロした作家性が大好きだった。
最近はアル中も進行し、大麻による逮捕などもあって
表舞台からは退いていた感があるが
新作長編を楽しみにしていた。
今年は、バブル時代に青春を過し
ある意味刹那的な感性を持つ作家達が次々と
若くして亡くなっている。
享楽と退廃は紙一重であり悲劇も生むが、
中庸な人生もつまらない。
私はこれから人生をどういう方向性に持っていくか
ゆっくり考えようと思う。