映画「ロレンツォのオイル」

秀作である。 先天性の脂質代謝異常により、副腎白質ジストロフィーとなった 幼い子を持つ両親とその子の執念と愛が 圧倒的な迫力で描かれている。 物語の主人公であるオドーネ夫妻は実在の人物で、 ロンドン・サンデー・タイムズに掲載された記事を見た ジ…

佐藤賢

http://www.yakult-swallows.co.jp/data/13_sato.html この名前のプロ野球選手をご存知だろうか。 ヤクルトの新人投手で今日の巨人戦に中継ぎ登板しているのを 見て、一発でファンになってしまった。 私は田舎者であるので父親譲りの生粋の巨人ファンである…

倫理

最近、臨床倫理学というのを聞きかじる機会があり 拝聴させて頂いた。 現実の医療現場と、自己の倫理観の狭間で 毎日ジレンマと苦闘しながら仕事をしている 医師サイドの苦しみを理解せず、 医師にはそもそも倫理観がない という前提の下、講義を進める講師…

年金未納議員

既に100人を突破した未納議員。 こうなって来ると、 年金を払っていた議員は よほど優秀な秘書が傍にいたか、 物凄く石橋を叩いて渡るタイプかの いづれかであろう。 どちらにしても政治家として見るなら、 逆に払ってない議員の方が親しみが湧いて来る のは…

映画「トゥームストーン」

監督は「ランボー 怒りの脱出」「リバイアサン」の ジョージ・P・コスマトス。 出演はワイアットアープにカート・ラッセル、 ドク・ホリデーにヴァル・キルマーであった。 この映画は同時期に当時一世を風靡していた ケビン・コスナーが主演する「ワイアット…

男!皇太子

嫁の窮地に夫が出張らないでどうするか! とばかりに世界一閉鎖的といわれる日本の皇室に 痛烈な言葉をお見舞いした皇太子殿下。 よほどの事だとお見受け致します。 私はあんなに高潔な人物はもう日本には 存在していないのではないかと思う。 自堕落な生活…

M&A

経営再建中とは言え、現在窮地に立っている 三菱自動車にリップルウッドが出資に 名乗りを挙げているという。 リップルウッドは、旧長銀に出資し注目を集めた会社だが、 今回ついに日本の自動車産業に米国投資会社が 参入する運びとなりそうである。 M&Aは日…

Gメン75

私が毎朝通読している弱小地方紙の 片隅に、とある記事を発見した。 「産廃Gメン86名を任命」 お役所のネーミングと言うのは、 何時になったら 21世紀に即した物になるのであろうか。 公的な取締官に対して、〜Gメンと 名づけるのは、前時代的な役人達の 常…

映画「バック・ドラフト」

主役の兄弟にカート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィン、 放火犯罪調査官にロバート・デ・ニーロ、 脇をスコット・グレン、ドナルド・サザーランドが固める。 完成度も高く、誰が見ても面白い映画。 しかしウィリアム・ボールドウィンという役者は 日本…

貴ノ浪引退

なんとなく残念だ。 NFLに誘われた程の見事な体躯と身体能力を備え、 学生相撲などは経験せず、叩き上げのお相撲さんである 貴ノ浪の引退は最近の外国人力士に支配された 角界においてあまりにも痛すぎる。 未完の大器のまま引退して、このまま親方となるの…

オリンピック

最近知ったことだが、 女子ヨット470級元銀メダリストの 重由美子がパートナーである 木下アリーシアの故障で、470級を 断念し、新種目のイングリング級で 出場を狙っているという。 色々新種目が出来たり、無くなったり しているオリンピックの種目であるが…

映画「ジターノ」

天才ダンサー、ホアキン・コルテス主演の ハードボイルド映画。 とにかく濃い。濃いの一言である。 鼻血が出そうなホアキンの顔、 鼻血が出そうな舞台設定、 鼻血が出そうな音楽とダンス。 一度格好いいと思ったら最後、この発酵臭漂う映画に どっぷりはまる…

ジャケ買い

私は年に数回CDを購入するくらいの ちんけな音楽愛好家だが今日CDを三枚購入した。 しかも三枚ともクラッシックである。 元々高尚な私が選んだのは ①諏訪内晶子 Complete Best intermezzo 特典DVD付 ②川井郁子 AURORA ③吉田恭子 violin show pieces 以上三枚…

肉を切らせて骨を絶つ

福田元官房長官の一見潔い辞任は 民主党に深刻なダメージを与え、 結果的に勝ち組となったのは自民党であった。 これぞ正しく肉を切らせて骨を絶つ。 全て計算ずくっぽいのが素敵だ。 もしかしたら次期民主党代表候補の 小沢一郎とも何かしら密約があったの…

宗教

早朝、ラジオを聴いていると 某宗教団体の説法を流す番組が 放送されていた。 その内容は、脳死状態の人間には 魂が宿っており、 それを傷つけしかも臓器を摘出する行為は、 人外の行為である、という内容だった。 私は無神論者であり、魂などという物は 一…

ハッスル3

つい先日ケビン・ナッシュについて 書き記し、スコット・ホールとの 最強タッグであるアウトサイダーズの 復活を望んでいたところ なんと! 本日のハッスル3に出場! しかもメインで小川・橋本と! 知らなかった。 不覚。 あんまり興味なかったが 俄然観る…

福田官房長官辞任

辞任するらしい。 ダーティなイメージもクリーンなイメージもない 不思議な政治家である。 やはり育ってきた環境が旧態依然とした 殿様的家柄のせいなのだろうか、 野心が表に出ず、一見無難な印象を持たせるその容姿は 好感度は限りなく低いが、 官房長官と…

映画「L.A.confidential」

カーティス・ハンソン監督。 実力派俳優を軒並み並べ、ジェームズ・エルロイの原作を 重厚なタッチで描く格式高い、下世話な映画。 かっちりした映画の代表例で安心して楽しめる。 只し、ジェイムズ・クロムウェル(ダドリー役)が出ていると 最初から黒幕に…

サルバドール・ダリ

シュールレアリスト、天才画家。 「柔らかい時計」「変形した肉体」等を巧みに用いた作風で 知られるが、天才的な建築デザイナーでもあった。 ダリの特集記事を掲載していた雑誌を読んでいると その芸術観や死生観はあまりに深淵で 私の様な俗物に計れるもの…

トラックの天皇

重車両のタイヤは間近で見ると物凄く巨大で、 もしそんなものが高速回転しながら 自分の方へ向かって来たら想像を絶する恐怖であろう。 日本の大企業の倫理観、モラルの欠如は バブル崩壊と共に次々と白日の下に晒されてきたが、 今回の三菱ふそうの問題はそ…

捕虜の問題

米軍のイラクにおける狼藉が 明るみになり、益々米軍のイラク駐留に 疑問符が打たれることと相成った。 事件のあったアブグレイブ刑務所は フセイン政権時の様々な拷問、処刑が 行われていた場所らしいが、 ここで今度は米軍が同様の行為を行ったと言う事実…

映画「ヤマカシ」

フランスのストリートパフォーマンス集団ヤマカシが そのまま映画に出演し、色々活躍して最後は ハッピーエンドという実に分り易く、 楽しい映画。リュック・ベッソン監督。 冒頭の彼等のビルを登るパフォーマンスで お腹一杯、見るべき点は何も無いという批…

身辺警護

何かと話題のマイケル・ジャクソンだが 最近、自分の身辺を北米のブラックムスリムである "Nation of Islam"に警護させていると言う。 私の記憶するところでは、Nation of Islamは 神が黒人説教者として具現化し 黒人のみが神によって創造された真性の人間で…

ケビン・ナッシュ

http://www.geocities.co.jp/Athlete-Sparta/1269/ WCW時代、アル中の最高にいかした相棒 スコット・ホールと共にアウトサイダーズ を結成し世を席捲した最高のレスラー。 ホントカッコいいっす。 BIG SEXYという愛称が完璧にはまる その長身と長髪。(最近…

映画「トリプルX」

ヴィン・ディーゼル主演。 X-GAMEの有名選手も多数出演している痛快活劇。 B級映画と侮る無かれ。 以外に楽しく、面白い。 ヴィン・ディーゼルが徐々に格好良く見えてくるから不思議である。 「プライベート・ライアン」での彼はとても 主演を張れる様には見…

夕日

センチメンタリズムやロマンチシズム が反吐が出るほど嫌いだった私が 何故か今日、夕日を見ていて落涙しかけた。 弱気になっているのか、 それとも人間的に熟成し始めているのだろうか。 これではいけないと帯を締めなおす私と なんとなくこういうのも良い…

無駄

昨日、約半年振りに散髪に行った。 元来不精な私は床屋が苦手なのだが いよいよ頭皮に籠もった熱を放散できず 限界を感じたためにしぶしぶ 馴染みの美容院へ行った。 「いい感じでお願いします」 というアバウトな注文を物ともせず 無事に散髪終了と相成った…

映画「レザボアドッグス」

タランティーノを世のスターダムに押し上げた 記念すべき監督第一作目。 出演者全員恐ろしく格好良いが、 特筆すべきはマイケル・マドセン扮する ミスター・ブラウンである。 鼻歌を歌い、ダンスを踊りながら拷問する姿は 残酷なシーンではなく、まさしくシ…

映画館で寝ると謂ふコト

今日「KILL BILL2」を観に行った。 タランティーノの映画は大抵好きなのだが、 本作は私の価値観で言うと最低の映画だった。 日本のオタク文化をひねくり回し、 漫画風な映画を作っている意図は分かるが、 一作目の様な馬鹿らしいアクションも無く、 究極の…

マナー

法事の予定があり、御仏前に供えるお金を用意する事になった。 私はポケットに握り締めた 五郎さんが純に渡した様な一万円札を 銀行で新札に交換し、それを包んだのだが ある人から弔事に関するお金の場合、 新札はあまり良くないと聞いた。 理由については…